【SteelSeries Rival 600 レビュー】ラバー問題を別とすると選択肢に入れていいマウス
75/100点 それなりにおすすめ出来ます。
まとめ
・人にもよるがシリコングリップはそこまでヤワじゃない。
・センサー等の基本機能は2020年現在でも十二分に優秀。
・形状のおかげで重さは割と感じづらい。
0.買うべき人
・デュアルセンサーの凄さを試したい、もしくはLODの重要さに気付いた
・最近元気の無いSteelSeriesマウスを応援したい
1.形状
大柄でかなり幅広です。手の小さい人は素直に別マウスを選ぶべきかなと。
最大の特徴は右側面のシリコングリップについてです。2つのシリコンに分かれており、男性の標準的な手の大きさ、持ち方であれば薬指が前側、小指が手前側のシリコンに触れるよう配置してあります。それらの位置は絶妙で非常に心地よく感じます。
また、右側面が膨らんだ形状となっており、マウスを持ち上げる際のサポートが、右側面のシリコンの意味となります。逆に言えば、右側面の膨らみによる握りにくさをカバーするため、シリコンが存在するはずです。
ケーブルは柔らかさを感じる硬めケーブル、と表現しておきます。マウスバンジーは必須。自分は結束バンドでケーブルの根本を持ち上げるカスタマイズを行っています。
2.重量
96gと重い部類となります。シリコングリップや発光部、各スイッチ等や深度センサー、マグネット着脱機構を搭載したマウスとしては、発売当時かなり頑張った重量だと自分は思っています。
重心バランスはほんの少しマウスのおしり寄りですが問題ないレベルかと。
シリコングリップや形状のおかげで、そこまで重さは感じませんが、他軽量マウスからの乗り換えは確実に違和感を感じるでしょう。
3.各スイッチ
左サイドの奥スイッチは、シビアなFPSタイトルで使用するとき無いものと考えた方が良いと思います。このスイッチに、自然に親指が届く人はほぼ存在しないのでは。
メインスイッチはストロークが長く感じますがそこまで問題とはならないレベル。硬さは普通。
マウスホイールの回転は柔らかめですが誤爆等は起きにくい印象。ホイールクリックは軽めで明確。
サイドスイッチはストローク量は普通程度で可もなく不可もなく。クリスピーな感覚に慣れた人だと長いと感じるかもしれません。
4.シリコングリップ
様々な低評価レビューで見かけるのがシリコングリップのズレ。ここで告白しておくと、実は自分このマウス中古で買いました。かなり安かったです。で、ほぼ毎日FPSで使用して2ヶ月ですが、ズレてくる傾向は全く見られません。
恐らく、シリコンがズレる原因の最大理由は、マウスを横から握る力が強いから、だと思います。というか確実視しています。経年劣化は置いといて。
マウスを握る力が強いことは80%否定しません。また、シリコンを貼り付けるよりもよい方法があると思っているので、やはりこのマウス最大のウィークポイントはシリコンです。
ただ、数値化も何もしていないので恐縮ですが、このシリコンはそこまでヤワではないと思います。仮に経年劣化等でズレた場合、接着剤やらがあります。さらに言えば、近年のマウス性能の伸びは凄まじいものがあるので、我慢できなくなれば、単純に買い換えれば良いかなと。
5.センサー等
様々なレビューのMouseTester結果画像を見るに、3389系統よりも安定しています。特にxSUMについては素晴らしい結果が見れるはずです。
深度センサーについては確実な効果があります。表面キャリブレーションを行い、最低LODにすれば特に問題なくプレイ出来ます。ちなみにマウスパッドはXtrfy GP2、Logicool 440t、SteelSeries Dex等でテストしました。普段はXtrfy GP2使ってます。
仮にLODに関して何も考えていなかった人がこの機能を使用した際には感動するはず。プレイ感覚変わります良い意味で。
6.その他
ソフトウェアは普通。使いづらいということは無い。
ライティングは綺麗だが熱持ちそうなのでオフって使用してます。
重り機能(重心位置調整)は画期的だが基本的に使わない方がいいのでは。
→全部乗せすればRival 650と同等の重量になります。
SteelSeries Zeroシリーズはガセネタだったのかな...